2026.02.25

M&Aでローカルデザイン事務所はどう変わるのか — 松本・MAGMAGの挑戦から見る未来—

先日、思いがけないニュースが飛び込んできた。
松本市のデザイン事務所 MAGMAG

地方の広告デザイン事務所が M&Aを受け入れたという事実。
その背景には、地域企業とデザイン会社の関係性を根底から変える可能性感じ、
同業でもあり友人の三井さんに急いでアポをとった。

地域に根ざし、生活者と向き合いながら広告やブランディングをつくってきた彼らが、
上場企業という企業戦略の大きな潮流とどう関わっていくのか。
強い関心を抱き、松本へ足を運んだ。

1. 地方デザイン事務所に「M&A」が起きた現実

新聞・IRで出た一報は、
地方デザイン会社の構造的な「変化点」を示していた。

広告・デザイン会社はこれまで、
・受託制作
・短期プロジェクト
・案件単位での関係
というビジネスモデルが単発型。

代表の菊池さん「毎日、100m走している感じ」と語った。

しかし、今回のM&Aは違う。

地域企業と長期的に関わる体制をつくるための再編であり、
広告クリエイティブの枠を超えた、地域経営への“より深い参画”をも見据えた一手だった。
詳細はIRを見て欲しい。


代表取締役/プロデューサー菊池 伸さん

今回のグループ化で、よりクリエイティブに集中できると語る。
自身も約30年あまり、サラリーマン、起業、事業再編など経験したことにより地域経済に我々のできることは多いと。
短期・中期・長期で3年単位でのビジョンもあるとのこと。


アートディレクター/デザイナー三井 則文さん

「デザインって、企業の未来を描くことだと思うんです」
「地域企業と一緒に考えたい。 ただの制作受託じゃなくて」

単なる制作会社としての関係ではなく、経営者と対話するためのデザイン会社としての姿勢。
そして今回のグループ化でアートディレクターとしてもさまざま挑戦ができると語る。

M&Aが示したローカルデザインの転換点

地方では、東京型のスケール戦略をそのまま模倣しても意味がない。

むしろ重要なのは地域のストーリーと事業価値の掛け算

M&Aが成立したという事実は、ローカルの企業がクリエイティブの重要性をこうして示してくれたのは同業者としてとても励みになる。
これからローカルでもプロジェクトとプロジェクトの狭間にあるプロセスをデザインできるチームの重要性が高まる。
MAGMAGAさんのこれから注目です。

お忙しいなかお時間作っていただきありがとうございました。